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ふがいないや?

取引先との飲み会があった。一つの長テーブルを囲める程度の人数で、自分の会社と取引先、半々くらいの按配でだった。年次は自分が一番若く、大人しく黒子に回ろうと思っていた。

 

それなりに楽しく飲んでいた。そこには部長も同席しており(そこまで珍しくないかもしれないが、ガツガツした女性の部長だ)「君の世代がどんなことを楽しいと思っているのか」「普段何を考えているのか」というようなことを僕に聞いてきた。

 

こういった場でしゃべるのはまったく得意ではなかったが、自分なりに話をしていた。そこで「この世代はちょうど結婚のするしないで悩んでたりする」というような、僕自身は一般論だと思うことを述べた。

僕自身も今の彼女と明確に結婚するかどうか、なんてすぐには答えられないと思っており、「結婚も考えるけれども、まだ分からない」と話した。

 

それに対する反応が「え、なんで?」だった。その場の全員が、だ。

 

各々こう言うのだ。「悩んでる時点でその人じゃないでしょ」「早く別れた方がいい」「時間の無駄じゃないか?」「君の意思はなんなの」「それって結婚したくないってことでしょ」などなど。

 

正直面食らった。全員がそんなことを言うのだ。

 

「悩む」ということに自分の意思は介在していないのか。いや、してるだろう。この人じゃないと!と思った人としか結婚しないでしょ、という論調だ。それはそうだが、結婚を決意するタイミングなんて、人それぞれだろう。

 

その後はさんざんだった。

 

そういうことで悩むような奴は、イマイチな奴だ、という空気がびんびん感じられるやりとりに辟易した。何を言っても「え、それであなたの意思は??」という返し。それで一盛り上がりしてる場が嫌だったが、意思表示しないのも癪だと思い「そういうふわっとした世代なんです!」と言った。

 

もうみんな「はぁ??」という反応。やっちまったと思ったけれど時すでに遅し。

 

一番年の近い同僚(これも女性、既婚でお相手は15コ年上の方)からは「そういう一括りにするのって嫌いです」など嫌悪を示され、その他は理解不能という空気。

 

「いや、そっちが聞いてきたんだろ」とは口が裂けても言えない状況で、逃げ場もないから突っ走るしかなくなり、見事にディスられまくる僕…。

 

動揺したせいで失言のオンパレードになってしまい、印象は下がる一方。取引先の初対面の人からもお前呼ばわりされる始末。二次会もあったが、とにかくもうしゃべらなかった。

 

なんとも言えない胸糞の悪さだけが残ったが、誰一人多少の共感も示さなかったのは何だったのだろう。

 

悩むということに意思は存在しないのか、悩む時間は無駄なのか。決してそうではないと思いたい。というかそもそも結婚に悩む20代半ばの奴なんて腐るほどいるだろう。

 

みんなあんたらみたいに強い人間じゃないんだよ、と捨て台詞の一つでも吐いて帰りたかったが、臆病な僕にそんなことできるはずもなかった。

 

ちなみにその場にいた人、ほぼ全てがB型のようだった。

 

なんやそれ。俺っちA型っす!